薬膳から見た季節ごとの体調にあった食材

健康を維持するために必要なことは、自然界にあるものを食べること。また季節にあった旬の食材を摂取することです。そうすることによって自然とバランスがとれ、健康的に日々を過ごせます。

薬膳から見たに食べるべき旬の食材

気分が陽気になり、血行が良くなる春は肝の働きが活発になります。それに伴い胃腸の働きが弱くなると考えられているため、生ものや冷たいものを避けて温かいものを積極的に摂取してください。野菜のもつ甘みは、脾(胃腸などの消化器官)の働きを高める作用があるので、甘みのある野菜を摂ると良いでしょう。

また、刺激物や脂っこいものはできるだけ控え、京料理のような薄味で刺激の少ない食事を心掛けると良いでしょう。

春はデトックス(解毒)の時期とも言われるので解毒作用のある春野菜をたくさん摂取してください。

解毒作用・・・セロリ、春菊、三つ葉、かんきつ類、陳皮(みかんの皮)
消化促進・・・なつめ、ゆりね、キャベツ、筍、かぶ、人参、アスパラガス、穀類、豆類、イモ類
風邪予防・・・うど、菜の花、しょうが、ねぎ、しそ

薬膳から見たに食べるべき旬の食材

夏は、体内に熱がこもりやすく夏バテのような食欲不振や不眠、胃腸の調子が悪い、体がだるくなりやすい季節です。体内の熱を出すためには夏野菜をたくさん摂取してください。また、暑いからと言って冷たいものを摂取しすぎると、体に負担を与え疲れやすい体になるので気をつけましょう。

胃腸の働きが弱っているこの時期は、冷たいものや生ものはできるだけ控えスパイスなど体を温めるものを摂ると良いでしょう。

また夏の暑さで気分がすぐれない時は、苦味成分のある野菜を摂取すると余分な熱をとり、気分を落ち着かせることができます。

苦味・・・ゴーヤ、みょうが、ピーマン、らっきょう、しそ、緑茶
発汗を軽減する・・・梅干し、レモン、お酢
水分をとり熱を冷ます・・・トマト、ナス、きゅうり、とうがん、すいか、はとむぎ、とうもろこしのヒゲ

薬膳から見た梅雨に食べるべき旬の食材

湿気が多いこの時期は、体内にも湿気がたまりやすくなります。そのため、体が重くなり気分が落ち込んでしまいがちに。また、胃腸の調子も悪くなりやすい時期です。

そのため、利尿作用がある食材を多く摂取して体内の余分な水分を排出してください。また、消化吸収力をあげる豆類やあわやきびなどの穀類も積極的に摂取してください。

また、気分が下がりがちの時は気分をリフレッシュしてくれるハーブなどの香りが強い食材を摂取すると良いです。

利尿作用・・・はとむぎ、あずき、そらまめ、もやし、さやいんげん
香り・・・みょうが、しそ、レモン、ジャスミン、バジル、
湿気を外に出す・・・なつめ、とうもろこし、玄米、やまのいも、うなぎ

薬膳から見たに食べるべき旬の食材

秋は乾燥しているので、肺の働きが弱まり喉や肌の乾燥や便秘にもなりやすい時期です。そのため、甘みと酸味があり水分の多く含んだ梨などの旬の果物を積極的に摂取してください。また、白米やうどんなどの主食以外の白い食材は体内を潤すと考えられています。

反対に辛いものは、体を乾燥させてしまうので控えましょう。

白い食材・・・ゆりね、白きくらげ、白ごま、大根、蓮根、豆腐、はちみつ、松の実、くり、落花生
甘みと酸味のある旬の果物・・・かりん、梨、りんご、ぶどう、ざくろ、柿
潤いを与える・・・クコの実、ぎんなん、杏仁、里芋、さつまいも、豚足

薬膳から見たに食べるべき旬の食材

冬はひどく乾燥し体が冷えているためスパイスの効いた料理やスープなどの温かいものを積極的に摂取して血行を促進しましょう。

また、活動が活発になる春に向けホルモンバランスや免疫力の源になる「腎臓」の働きを助ける高麗人参や黒豆のような黒い食材を摂取すると良いでしょう。

腎臓の働きを促進・・・高麗人参、やまのいも、えび、牛肉、羊肉、卵黄、昆布、ひじき、わかめ、魚介類、のり
体を温める・・・とうがらし、シナモン、しょうが、ねぎ、にんにく、山椒、胡椒
黒い食材・・・黒きくらげ、黒ゴマ、黒豆、海藻類、しいたけ、黒米、黒糖

まとめ

このように、季節ごとの体調と旬の食材の効能がピッタリなものが数多く存在しています。

また、旬の食材は栄養価も高く栄養の面から見ても、薬膳の面から見ても旬の食材を食べることは体にとても良いのです。

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