砂糖が及ぼす体への影響

疲れた時に糖分を摂ると良いと言いますが、それは間違いです。疲れがとれたと感じるのは一時的で、長期的にみると糖分は逆に疲れやすい体にします。

また、砂糖には依存性があるため毎日食べていると食べなくては気が済まなくなっていきます。

白砂糖は体をむしばんでいく

糖分が体内に入ると、血糖値が上がります。そのあと、血糖値を下げるためにすい臓からインシュリンが分泌されて血糖値を下げます。

砂糖を摂りすぎると、インシュリンが過剰に分泌されるため血糖値は下がりすぎて低血糖になります。低血糖になると、免疫力の低下、肌荒れ、イライラ、めまい、腸の働きが悪くなるなどの症状が起こります。

また、砂糖は体内のカルシウムやビタミンB1を吸収して消化するため、虫歯や骨粗しょう症、疲労感、頭痛、不眠、記憶力の低下などにも影響があります。

上記の症状は精製度にも影響しており、精製度が高いほど糖分の吸収力が高いです。最も精製度が高いのが白砂糖です。反対に、未精製の砂糖は黒砂糖や米飴、かんしょ糖(きび糖)、てんさい糖、やし糖などです。

未精製の砂糖はミネラルの割合が高いため、栄養が満たされて少量で満足します。また血糖値の上昇も緩やかです。一方、白砂糖は栄養が満たされないため、脳はもっと食べたいと指示します。そのため、甘いものを食べ過ぎてしまい悪循環が起こります。

まとめますと、白砂糖には3つの特徴があります。

潜在性……すぐには体に変化は起きないが、ゆっくりと体をむしばんでいくため、病気の進行につながる
習慣性……次から次に甘いものが欲しくなる
増量性……だんだんと甘味の濃いものが食べたくなる

そのため、できるだけ白砂糖は摂取しないように心がけてください。まずは料理に白砂糖を使うのではなく、白くない砂糖に変えることをオススメします。

白砂糖よりも恐ろしい人工甘味料

人工甘味料は、嗜好飲料やゼロカロリー商品、お菓子などさまざまなものに使用されています。人工甘味料の利点は、安く手に入り少しの量で砂糖の何百倍もの甘味をだすことができます。そのため、多くの企業は人工甘味料を使用します。

ただ、この人工甘味料が安全だとは言えません。人工甘味料の中には、アスパルテームやアセルスファムK、スクラロースなどの発ガン性の心配が危惧されているものもあり、白砂糖と同じように依存性もあります。

ゼロカロリー商品にダイエット効果はない

ダイエット食品などの商品に使用されているカロリーがほんとない人工甘味料は、カロリーはありませんが、長期的に見てダイエットには効果はありません。

ゼロカロリー商品を食べると、脳は糖分が足りないと判断して、もっと食べたいと体に指示します。そのため、満足感が得られず、もっと甘いものが食べたくなりお菓子やご飯の食べ過ぎに繋がります。

また、人工甘味料は、血糖値を下げるインシュリンに影響を及ぼすため、肥満や糖尿病のリスクが高まるとも言われています。

どうしても甘いものが食べたくなった時は、少量で満足する和菓子がオススメです。和菓子は人工甘味料ではなく砂糖が入っている場合が多く、あんこは豆でできているため太りにくいと言われています。

また、市販のお菓子に比べて砂糖の他に余分なものが入っていないため、健康にも良いです。さらに、甘味が強いため少量で満足します。そのため、食べ過ぎも予防できます。

まとめると、人工甘味料に比べれば、白砂糖の方がよく、白砂糖よりは精製されていない砂糖の方が体に良いです。どうしても甘いものが食べたい時が訪れた時に、あなたはどれを食べるかを選択することができます。食で体は作られるため、一番自分に最適な選択をできるようにしてください。

関連記事

  1. 健康の予防医学

    風邪を引いた時に薬は必要ない

    薬は、病気を治すのにとても素晴らしいものです。ただ、薬が及ぼす体への影…

  2. 健康の予防医学

    食品添加物は安全なのか、危険なのか

    食品添加物は世の中で賛否両論あります。最初に結論を述べると、安全とも危…

  3. 健康の予防医学

    健康の定義

    「私は健康だ。」と言うことのできる日本人は2割と言われています。残りの…

  4. 健康の予防医学

    噛むだけで美しくなる

    よく噛むことが健康に良いことを知っている人は多いです。しかし、どうして…

  5. 健康の予防医学

    経皮毒とは

    経皮毒とは、皮膚から入ってくる毒(有害化学物質)のことです。分子の小さ…

  6. 健康の予防医学

    身の回りの毒

    時代の変化とともに、大気汚染や有害な化学物質、食品添加物または…

  1. 料理の基礎

    旨味と味の相互作用について
  2. マクロビオティック

    マクロビから見る陰、陽とは
  3. 食品学

    水菜、ニラの栄養と効能
  4. メディカルハーブ

    メディカルハーブの歴史
  5. 食品学

    春菊、高菜の栄養と効能
PAGE TOP