食品添加物は安全なのか、危険なのか

食品添加物は世の中で賛否両論あります。最初に結論を述べると、安全とも危険とも言い切れません。なぜなら、どちらとも決定的な証拠がないからです。

私はもともと食品添加物については悪いイメージしかなく、反対派でした。しかし、詳しく調べていくと食品添加物に対しての誤解が多くありました。ただ今でも、安全なものだとは思っていないため、食品添加物はできるだけ摂取しないように気をつけています。

食品添加物についての真実を知って、気にせず摂取していいものなのか自分で考え判断してください。そして、自分や家族の健康を守ってください。

天然は本当に安全なのか

「天然」と聞くと、安全なイメージがあると思います。しかし、天然のものでも虫や毒キノコ、食べられない魚もあります。つまり、「天然=安全」というわけではありません。

また、調味料に欠かせない塩は「塩化ナトリウム」という物質からできています。これを食べ過ぎると血中のナトリウム濃度が一気に上昇し、死に至ってしまいます。致死量は約300gです。しかし、まず300gも塩を食べることはないため、安心してください。

このように、毎日使う調味料でも摂取しすぎると危険な物質へと変化します。つまり、食品添加物も天然のものもどちらも極端に食べ過ぎると危ないため、天然だけが安全だとは言い切れません。

食品添加物の役割

食品添加物には保存料や着色料、膨張剤などさまざまな種類に分類されます。役割は、食品の栄養価を維持することや腐敗や変色を防ぐ、見た目を良くするなどがあります。

「保存料」といっても一種類だけではなく、数種類の物質が入っています。「一括表示」という制度が食品衛生法で定められており、同じ目的であれば一括して表示して良いとされています。

そのため、成分表に書かれている成分よりも実際はもっと多くの食品添加物が入っていると言えます。しかし、これらの食品添加物のおかげで、賞味期限が延びたり食感や香り、見た目などが良くなって恩恵を受けていることも忘れてはいけません。

食品添加物が国に認められるまで

食品添加物は審査なく使われているわけではありません。1年以上厳しい試験を繰り返してやっと認められます。下の表は、安全性を確認するための主な試験です。

①28日間反復投与毒性試験
②90日肝反復投与毒性試験
③1年間反復投与毒性試験
④繁殖試験(生殖機能や新生児の生育に及ぼす影響を調べる)
⑤催奇形性試験(妊娠中の母親に与え、胎児の発生、生育に及ぼす影響を調べる)
⑥発ガン性試験(一生涯にわたって食べさせ、発ガン性の有無を調べる)
⑦抗原性試験(アレルギーの有無を調べる)
⑧変異原性試験(発ガン性があるかの予備試験)
⑨一般薬理試験

引用元:食品添加物 ほんとうの話

これらの試験は主にねずみに対して行われています。このように、一つの物質に対して数々の試験を行って安全性を確認しています。これらの試験で、毎日摂取しても安全な量を定めています。

ねずみなどの実験で無害と確認できる最大の量のことを「無毒性量」と呼んでいます。また、実験動物と人間が大丈夫な量を「許容量」と呼んでいます。例えば、体重1kgあたりの無毒性量が10gだった場合、ねずみと人間では体のつくりが違うため許容量は10分の1の1g。また、人によって免疫力が違うためさらに10分の1の0.1gとします。

つまり、人間の体重1kgあたりの許容量は1日に100分の1の0.1gが使用しても良い量と計算されます。また、他の食品にも食品添加物は含まれているため、実際に使われている量はもっと少ないです。

ただ、ここでひとつ疑問が残ります。それは、これらの試験は食品添加物1種類に対しての試験だと言うことです。加工食品には、1種類だけでなく数多くの食品添加物が入っています。日本は家で料理をする人でも1日に10g、1年で4kgも摂取しているというデータもあります。

このように、数多くの食品添加物を摂取した場合、組み合わせ方によって突然変異して体に害が及ぶものに変化しないのか、何十年経っても体に害は及ぼさないのかといった実験は行われていないということです。

つまり、上記の試験を合格したとしても本当に安全なものとは言い切れません。他の先進国と比較しても、日本ははるかに食品添加物の使用品量が多く、ガンの発生率や奇形児が増えているのが事実です。

また、食品添加物などの口から入った毒は体内ですべて消化されるのでなく、少なくとも10%は体内に残ってしまいます。残ったものがどんどん蓄積されていき、個人差はありますがいつかアレルギーやアトピー、花粉症、癌などさまざまな症状があらわれてきます。

これが、食品添加物のせいだとは限りませんし、決定的な証拠はありません。ただ、食品添加物が多く使われ始めた頃とアレルギーやガンなどが増えた時期がほぼ一致していることや、こんなにも世の中が食品添加物を反対する意見が多いということは決して無関係だとは言えません。

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